「何読んでんの?漫画?」
「犬夜叉の小説〜」
「え?あの高橋瑠美子の漫画?」
「そうそう、あれのノベライズ。ストーリーは漫画そのまんまだけど、イラストが描きおろしだから買っちゃった」
「ふーん。高橋瑠美子って言ったら『うる星やつら』か『らんま1/2』のイメージだけど、やっぱギャク漫画?」
「と思うでしょ。でもこれは違うの。ハードな冒険活劇だよん」
「へえー意外だな」
「少年漫画だったんだけど、女の子の読者の人気が高くてね。よく二次小説やドリームなんかでネタにされてるよ」
「ふーん。じゃあドリームだとお前が妖怪になるのか?」
「違うよ、かごめになるの!」
「しかし犬夜叉って名前も変わってるよな〜」
「犬夜叉は人間と妖怪のハーフで半妖っていうの。でも昔は動物にちなんだ名前は多かったのよ。また能楽の祖、世阿弥も鬼夜叉丸って言ったもん」
「なんでそんな犬とか鬼とかの名前をつけるんだろうな」
「それは動物の強さや鬼の強さにちなんでとか、魔除けの意味もあったんだって。もっとも世阿弥は能で鬼の役を上手に出来るようにっていう芸精進の願いを親が込めたらしいけど」
「お前博学だなぁ〜見直したぞ」
「伊達に漫画読んでないわよ」
「お、そういえばまた新しい漫画増えてるな〜『花より男子』『学園アリス』『テニスの王子様』『NARUTO』『少年陰陽師』…すっごいなぁ。あれ、これ俺の本だの本じゃん?『名探偵コナン』と『鋼の錬金術師』!おい、これは俺のだろ?」
「うん、オモシロそうだったから持ってきちゃった。もう読んだから持ってっていいよ」
「妹だからって勝手に部屋入って本漁るなよ〜」
「いいじゃん別にそれくらい。大体兄貴だってアタシの部屋に今無断で入って来てるし」
「まぁそう言うなよ、実はスマッシュブラザーズ買って来たんで、一緒にやらないかなって誘いに来たんだけどな」
「やるやるやるー!!!」

